看護師の月平均の夜勤回数は8.4回(3交代制の場合)

変則交代制も導入する病院も増加

病棟で働く看護師にとって夜勤は避けられません。交代して担当するので、日勤だけの日もあれば夜勤の日もあります。現在、病棟で最も一般的な勤務形態は、1日を日勤、準夜勤、深夜勤の3つの時間帯に分けて業務をリレーしていく「3交代制」です。

病院によって違いはあるものの、日勤は8:00~16:30、準夜勤は16:00~0:30、深夜勤は0:00~8:30といった具合で、同じ病棟やチームの看護師で交代に担当していきます。それぞれの時間帯で重複時間があるのは、患者さんの状況などを次の担当に申し送りをするための時間です。

3交代制の次に多いのが、1日を日勤と夜勤の2つに分ける「2交代制」で、近年はこのスタイルを採用する病院が増えてきています。当然、3交代制よりも勤務時間が長く、場合に四手は16時間勤務になることもあり、看護師の負担は大きくなりますが、担当看護師が1日で3回変わる3交代制よりも患者さんにとっては安心感がありますし、看護師からも「仕事とプライベートの両立がしやすい」という声もあるため、一概にどちらが良いとはいえません。

勤務形態はこれら以外にも、日勤時間帯を延長してその分や筋を短くしたり、多忙な時間帯に多くの看護師を集中的に配置するといった「変則交代制」などに取り組む病院もあります。また、育児中でフルタイム働けない看護師でも正職員に準じた待遇で働ける「短時間正職員制度」、長期にわたる「短時間勤務制度」、「パートタイム契約」を導入するなど各病院が工夫を行っています。

看護師の勤務予定は、1ヶ月ごとや1週間ごとに組み立てられます。上記の3交代制を例に挙げると、日勤→深夜勤→準夜勤→休日→日勤→日勤→準夜勤…以下、繰り返しというように休日をはさみながらローテーションを組んでいきます。現在よりも看護師不足が深刻だった頃に比べると、看護師の1月あたりの平均夜勤回数はやや減少しており、日本看護協会の調査(2009年)によると月平均は8.4回となっています。

日勤に比べて夜勤帯は看護師の数が少なくなり、中には1つの病棟に看護師が1人しか配置していない病院もあります(通常は1病棟に2~3人)。夜勤帯は患者さんの睡眠時間帯ですので、何事もなければ静かに時間が過ぎますが、ナースコールが鳴り続け休憩もままならないというケースもあります。