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1.ヘルニアってなに? | 2.症状は? | 3.鼠径ヘルニアってなに?
| 4.大腿ヘルニアってなに? | 5.どのような手術なの?

ヘルニアとは、体内の臓器が生まれつきあった孔もしくは後から生じた孔から脱出して、本来あるべき正常な場所以外へはみ出してくることを言います。この現象が脚の付け根付近で生じるものに“鼠径ヘルニア”“大腿ヘルニア”が挙げられます。たいやきの中身が皮の隙間からはみ出してくることを想像してください。それが、ヘルニアです。
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立ち上がったり腹部に力をいれると鼠径部(脚の付け根)が膨らみ、男性の場合大きなものでは陰嚢付近まで達するものもあります。この膨らみは押さえたり体位変換をすると消える場合もあり、その際に軽い痛みや突っ張り、便秘が起きることがあります。強い痛みなどはありませんが、飛び出したまま戻らなくなると腸が腐ってしまうこともあるため、手術が必要です。
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鼠径ヘルニアには2種類あります。お腹の中から内鼠径輪を通って小腸などが出てくるヘルニアを“外鼠径(間接)ヘルニア”、内鼠径輪を通らずに直接小腸などが出てくるヘルニアを“内鼠径(直接)ヘルニア”と言います。(内鼠径輪から男性では精索が、女性では子宮円靭帯がお腹の中から出ています。)鼠径ヘルニアの多くは外鼠径ヘルニアで、身体の右側に多く見られる傾向があります。
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鼠径部より少々下方(脚の方)にある大腿管を通って小腸などが出てくるヘルニアを“大腿ヘルニア”と言います。中年以降の女性、特に出産された方に多く見られます。
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お風呂の浴槽を想像してください。なぜお湯が排水溝から流れていかないのでしょうか?それは…そう、“お風呂の栓”があるからです。栓が圧力(水圧)のかかる内側から排水溝をふさぎ、お湯が流れ出るのを防いでいるのです。この原理を鼠径ヘルニア手術に応用しています。当病院では、PHS(プロリーン・ヘルニア・システム)を利用し、小腸などがはみ出そうとする圧力を内側から“栓”をし、ヘルニアが再発するのを防ぎます。つまり、PHS(プロリーン・ヘルニア・システム)が“お風呂の栓”の役割をしている訳です。現在テンション・フリー・ヘルニア修復術には、Onlay
Patch(オンレイ・パッチ)法、Mesh Plaug(メッシュ・プラグ)法、Inlay Patch(インレイ・パッチ)法がありますが、PHS(プロリーン・ヘルニア・システム)法はこれらが一体となった方法で、最も優れた修復法と言われています。
再発率がMesh Plaug法で8.2%、 PHS2.2%といわれていますので当科ではPHS法を行っています。麻酔法は主に腰椎麻酔にて行っていますが、左右両方にある方や、他に病気があるなど腰椎麻酔より全身麻酔が安全と考えられる方には全身麻酔で行っています。入院期間はクリニカルパスを利用し、平均5日程度の入院となっていますが、さらに短期間の入院を御希望のときは御相談させていただきます。
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